木製サッシ

今までの建築物の仕上材は、経済性や生産性、施工性の面から、無機質な素材で造られてきましたが、近年その冷たく硬い印象を和らげるために仕上げ材として、あるいは構造材として、木を多用する機会が多くなってきました。木の持つ吸音性、吸湿性などの効果に加え、五感で感じる木の温もり、木の香り等の 精神面に与える影響等が改善策の一つとして、再認識されて来ています。

上下連動式木製サッシ(特許出願済)

山形県鶴岡市/米ヒバ材、キシラデコール塗装

上下連動式木製サッシは、学校や養護施設等の公共建築物等の大空間での開口部として、又、生活様式の洋風化に伴う一般住宅でも、1・2階の吹き抜け面での窓として、その他様々な場面で活用できる製品です。

特徴

  1. 縦長にする事により、より高所迄開口空間の拡大を可能にすることができる。
  2. 上窓、下窓を連動させることによって、換気を迅速にし、上窓も上下動する事により、保守・点検・維持・管理を容易にした。
  3. 左右の弾発部材により、ガタツキが無く、上下運動の開閉操作も静かで軽い力で円滑に動き、又、任意の場所で止まる。
  4. 現在市販されている吊金物は、重量に制限があるが、重量に関係なく大開口部の窓でも対応可能な吊金物にした。
引違い式木製サッシ(特許申請中)

山形県三川町/米ヒバ材、キシラデコール塗装

通常引違いの木製サッシの場合、気密性を保つのが大変難しく、外国製品の金物を使用し製作しますが、価格が大変高額となりなかなか採用されませんでした。そこで気密がとりにくいレールと建具のスキマを、レールを特注する事により気密性能を向上させました。

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